想像力を使いこなすということ

まつげ

2009年02月09日 18:06

こどもの頃は右脳が先に発達するという。

車の中など、退屈なとき、娘はよくディズニーのDVDの場面をなぞる一人芝居をしたり、前の夜みたテレビ番組の登場人物が「あーなってこーなって、なんとかだからこーなったよね」とのべつまくなし、描写したりする。
そんな時はこっちも負担にならない程度に、うんうんそーだね、あの人はどうしてこうしたんだっけ、と適当に合いの手を入れて相手をする。
彼女の脳裏には、映像が浮かんでいるんだなーと観察しているのだが、あるときその映像が突如、脈絡なく、全然別の場面に変わってることがある。

例えば、はねとびの話してたのが、まったくシームレスに白雪姫の一場面に変わったりするのだ。
あれ、それは白雪姫のこと? ってこっちが確認して初めて、本人も話題が変わったことを意識したふうになる。意識したからって自然体のままだけど。

寝てるときの夢の場面転換みたいなんですよ。
脳のふしぎな動きを、目の前で見せられてるみたいでおもしろいの。

でもさ、すごい想像力・イメージ力なんだけど、じゃあってことでなんかの時に、
「考えてみてごらん」とか「想像してみてごらん」
っていってもまるでぴんとこないんです。
スイッチは、制御できるとこにまだないんだね。

よくビジネス場面でも想像力つけろとかいうけど、想像力ってあるだけじゃ使えないんだな。
というか、こどもはみんな想像性豊かなんだから、潜在的にはどんな人でも想像力を持ってるのよね。
鍛えられるとしたら、イメージを自在にコントロールする能力のほうなんだな〜なんて、いらんことが浮かぶのであった。




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