たまりば

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2008年03月24日

本屋で(懲りずに)大人買い

娘を送りにいっただーが、職場にいかず家に引き返してきた。
午前半休をとって車検にいくんだって。
二人ぽっちは滅多にないことなのでくっついていく。

車は預けて、帰りは分かれてバスを乗り継ぎ。
成城コルティの三省堂書店が意外に大きいなー、とふらりと立ち寄ったら、ついつい憑かれたよーに、万単位で買い物してしまった。

テーマは食べて治す不妊。
直前に読んでたメルマガにかなり影響されたとみえる。
一部抜粋。

「妊娠しやすいカラダづくり VOL.251 自然妊娠の妊娠率を考える」

それまで授からなかった原因が特定できない状態のことを、
機能性不妊とか、原因不明不妊と呼んでいます。
★原因不明不妊(機能性不妊)とは?

本当に、何の問題もないにもかかわらず、
たまたま、妊娠に至らなかっただけなのかもしれません。

また、検査ではとらえられなかった“隠れた”原因があるのかもしれません。

具体的には、卵の質や精子の機能、精子と卵子の相性、
そして、受精卵の発育不全、
また、卵管の問題として隠れた癒着や卵管采のピックアップ機能、
さらには、隠れた子宮内膜症や着床環境の問題等です。
因が分からないというのは、本当に、理性的にとらえることが大切です。

★周期あたり約25%の妊娠率が1.5〜4%に低下する

通常、夫婦生活のタイミングが合えば、
周期あたりの妊娠率は約25%とされています。

そして、原因不明不妊と診断された場合には、
周期あたりの妊娠率は。1.5〜4%に低下すると言われています。

随分と低くなってしまう印象を持たれるかもしれません。

妊娠率は累積妊娠率でみなければ実感値にはなりません。

周期あたり25%の妊娠率の累積妊娠率を単純計算で算出しますと、
6周期で82.2%、12周期で96.8%になります。

それでは、原因不明不妊の場合はどうでしょう。

周期あたり2%とすると、
6周期の累積妊娠率は11.4%、12周期もそれは21.5%、
また、周期あたり4%とすると、
6周期の累積妊娠率は21.7%、12周期もそれは38.7%となります。

普通、100組の夫婦が妊娠を望んで、
毎周期、タイミングを合わせた夫婦生活をもてば、
1年で96組の夫婦が妊娠するということになりますね。

これだけみれば、妊娠を希望して1年間授からなかったら、
この先、妊娠できないんじゃないかと、
ちょっと、絶望感に囚われてしまいかねません。

ところが、1年間授からなくて、特に、原因が見当たらない場合、
不妊治療を受けるなくて、ただ、待つだけで、
次の1年間で20〜40%は授かるということが言えます。

こう見てみると、それほど悲観することもないわけです。

★原因不明不妊の治療別妊娠率は?

さて、それでは、治療を受けた場合、
どんな治療を受ければ、どれくらい妊娠の確率が高くなるのか、
これまでの研究報告からみてみることにしましょう。

◎原因不明不妊と診断された夫婦の周期あたりの治療別妊娠率

・治療を受けない  1.3〜4.1%
・排卵誘発剤(クロミフェン) 5.6%
・人工授精 3.8%
・人工授精+排卵誘発剤(クロミフェン) 8.3%
・排卵誘発剤(hMG) 7.7%
・人工授精+排卵誘発剤(hMG) 17.1%

たとえば、排卵誘発剤を使うことで、
周期あたりの妊娠率は1.4〜4.3倍に高まるわけです。

そして、自然周期(排卵誘発剤を使わない)の人工授精では、
場合によっては、妊娠率が3倍近く高くなることもありますが、
それほど変わりません。

これは、不妊原因がある場合には人工授精は有効だけれども、
もしも、不妊原因がなければ、妊娠率が変わらないということです。

まあ、人工授精は、単に、精子を子宮頸管をバイパスさせるだけですから、
少し、考えてみると理解できますね。

それに比べて、排卵誘発剤で過排卵(複数の卵子を排卵させる)させると、
確実に妊娠率は高まります。

ただし、気をつけなければならないのは、
特に、hMGの場合には、多胎妊娠率も同時に高くなることです。


結局、原因不明の不妊で1年間授からなかった場合、
不妊治療を受けずに、次の1年間で授かる確率は20〜50%程度です。

隠れた不妊原因があるのかどうか、
また、女性の年齢に左右されるものと考えられますが、
決して、選択肢は限られたものでないということが言えると思います。

もしも、女性の年齢が35歳以下であれば、
1年間授からなかったとしても、
慌てて、不妊治療を受けなくても、
しばらくは、自然にまかせて様子をみるという選択肢も十分に有り得ます。

また、それぞれに治療法別の累積妊娠率を比較することで、
ステップアップのタイミングを検討する際に考える材料となります。

因みに原因不明不妊の体外受精の周期あたり妊娠率が27%とされています。

このことから累積妊娠率から算出した妊娠までに要する期間の差は、
人工授精+排卵誘発剤と体外受精とではだいたい半年程度です。

このことから、あくまで机上の理屈ではありますが、
高度な治療にステップアップすることで得られる半年という時間と、
それに伴う肉体的、精神的、そして、経済的負担を天秤にかけてみれば、
それぞれの夫婦なりの答えを出しやすくなるのではないでしょうか。


読書しながらランチ。優雅。
今日は雑穀だな。


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